同一労働同一賃金は、アルバイトなど非正規雇用者のための施策でもあります。
そのため、直接的に一番メリットを受けやすい立場でもあります。
しかし、同一労働同一賃金は一方で別のリスクも生み出しています。
同一労働同一賃金による非正規雇用者の影響を見てみましょう。
人員整理の対象になりやすい
確かに同一労働同一賃金は、今まで不当な待遇を受けている場合給料アップにつながるかもしれません。
一方で、人員整理の対象になりやすいというリスクも抱えています。
というのも、同一労働同一賃金施工後に非正規雇用者の給料が上がった場合、アルバイトが何十人もいる場合、その給料の引き上げだけで高額になってしまい、人件費が跳ね上がります。
そのため、人員整理目的で契約を切られてしまう可能性があります。
そのため、全くのメリットだらけというわけではないのです。
メリットのほうが多い
しかし、メリットのほうが多いということは確かです。
今まで不当な待遇を受けていた場合、そういった待遇面の問題は解決するので、今よりも所得が増える可能性は大いにあります。
また、正社員と同じく成果や頑張り次第ではより給料の高い場所で働くこともできるので、キャリアアップの可能性が増えるというのも同一労働同一賃金によるメリットだと言えるでしょう。
また、人員整理で契約を切られた跡も別の職場で働くことで不合理な待遇になるリスクも少なくなるので、同一労働同一賃金はチャンスが発生しやすくなります。
こちらもやはり向上心と能力次第で良くも悪くも影響が出やすいというのが特徴です。